目次
相場は危険な状態
おはようございます。
今日はすごく真面目な事書きます。
先に結論言ってしまうと、相場は今めちゃくちゃ危険な状態です。
BitFlyerが現物:FXの価格乖離縮小を目標(笑)として出した、SFDの影響で荒れに荒れてます。
BTCFXをするにしてもBitFlyerFXは避けた方がいいんじゃないかな~というのが本音です。
どうしてもやりたい場合は、USD建てのある取引所でトレードされる事をお勧めします。
さて、本題です。
一昨日こんな呟きをしました。
$BTC
いい感じに伸びてるね(゚∀゚)
国内乖離15%超えてドンか、20%超えてドンか。
焼かれたくないのでBF使う気ないけど一応警戒かな~そしてブログ活動再開しますと言った翌日に早速さぼるという、期待を裏切らない行動(笑)をとってしまいましたが…
明日の記事は今しがた書きました(*’▽’) pic.twitter.com/YUfdVsAqi9— とんきつ (@enw96321) 2018年2月20日
結果的にBitFlyerの現物:FXの乖離が15%を超えた時点でドン(大幅な下落)しました。
多分普段からBTCFXに触っている方は、SFDの危険性は当たり前に気づいているでしょうから、ノーポジにしたりポジション整理してノーダメージだと思います。
今日はそんな下落のきっかけとなった価格乖離のお話しです。
今までの価格乖離を振り返る
まずはBitFlyerの実際の価格乖離の結果を見てみましょう。
ちょっと見づらいかもしれませんが…緑が現物・青がFXの価格です。
他の指標もいれたりいてしまうと、自分が見づらくて後々戻すのが面倒すぎるので、我慢して下さい(笑)
【間近3か月のデータ】
元々あまり乖離もなく動いていましたが、去年の12月に大きく乖離を始め、その後は下落と共に収束しているのが分かります。
【間近1ヶ月のデータ】
少し拡大して間近の値動きを再度見てみましょう。
今回大きな暴落時に乖離がなくなったものの、上昇を開始すると同時に価格が乖離し始めているのが分かりますね。
つまり、上昇相場で上方向に乖離しやすい事が分かります。
その理由などは後ほど説明します。
【間近1週間のデータ】
本日に至っては完全に動きが逆になっていて、連動性は皆無です。
さて、続いて価格乖離が抱えるリスクについて考えてみましょう。
リスクを考える
国内最大規模の取引所のBTCFXという独立市場に『SFDという新しい不確定要素』が追加されたことで、乖離が10%を超えてからBFFXでの取引は、非常にハイリスクになっています。
これは値動き以外の要素として存在していて、その上でそれが値動きに影響を及ぼすためです。
今回は現状のビットコイン(BTC)相場(主にBitFlyer)が抱える具体的なリスクを考えてみましょう。
➀価格乖離のリスク
まず根本的になぜ価格の乖離が危険なの?という話ですね。
BTCFXが出来る取引所はたくさんありますが、主に激しく価格乖離を起こすのはBitFlyer FXだけです。
これは現物から離れた完全独立市場でありながら、現物連動するためのシステムがほぼないためです。
さらには信用2階建て(BTC現物を担保にして時価で証拠金にする)が出来てしまうため、上昇相場に入ると、上方向に乖離が大きく広がるのはそのためです。
分かりにくいですか…?
物凄く簡潔に説明すると、ビットコイン(BTC)の現物の価格に連動していないという事は…
『BTCのような名前のついたBTCではない電子データ』をやり取りしてます。
つまり、値段の根拠が物凄くあやふやなのです。
もしこの値動きに何かしらの規制が入ってしまうと、乖離分は一気に消化されるというリスクがあり得ます。
②現引・現渡というリスク
本来『BTCのような名前のついたBTCではない電子データ』をやり取りしている訳ですから、別にどれだけ乖離しようとも問題ないのですが…
しかしbitFlyerFXには現引・現渡という機能があります。
(実際には理由はそれだけではないと思いますが、推測は控えます。)
現引・現渡による決済は1回につき1BTC以上100BTC以下に限りお受けしております。
現引・現渡による決済は1週間に1度までとさせていただきます。
ご要望はお問い合わせフォームよりお知らせください。
手数料は当社より手順等詳細のご案内をお送りした日の翌営業日に決まります。
計算日における当社任意時点のLightning FX板の加重平均約定価格 x 建玉数量 x 20%で算出した日本円の金額となります。
なお、現引・現渡申し込み後のキャンセルは承っておりません。
つまり分かりやすく言うと…
現物とFXの価格乖離が20%を超えると、1週間に一度100BTCまでなら完全ノーリスクで資産が増やせるという事になります。
もしこれが多数実行されてしまうと、BitFlyerは大きな赤字を抱えてしまう事になります。
当然それを避けるための1手をうってくるでしょう。
つまりカノウキャノンの発射です。
カノウキャノンの実例は、皆さんの記憶にも新しいあの大暴落です。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
もしかしたらそれもすでに対策済みで…
BitFlyerに利益が出る内部の仕組みがあるのかも?と思ったりもしましたが、5分考えても浮かんでこないので、ないと判断しました。
③SFDのリスク
そんな中、満を持して実装されたSFDですが問題だらけです。
私は詳細を見た瞬間にやばいと思い記事にしましたが…
根本的なシステムとしての問題や、1円以下の切り捨てなどなど…
あげればキリがありませんが、今回は割愛。
結局実装されてたった2週間で設定上限となる20%に達してしまいました。
2週間前の価格乖離と比較してみましょう。
結果的に全く縮小できていません。むしろ2週間前よりもはるかに広がっています。
乖離縮小を目的と唄っていたものの、『機能しているとは言い難い』というのが結果です。
それどころか、SFDの節目となる位置では、他取引所の動きを完全に無視して動きます(笑)
④遅延のリスク
さて前項で伝えたSFD。
上方向への乖離なのだから、節目から少し上った所でショートをいれれば無限に儲かるんじゃない?
とお考えになられた方も多数いるでしょう。
しかし現実にはかなり前からBitFlyerが抱えている問題として、『遅延』があります。
例えば取引を完了するのに毎回数秒まったり、ひどい時は数十秒まったり…
そんな状態なので、SFDの表記価格もずれ込みます。
15.1%だと思ったら、14.9%だったなんて事がざらにある訳です。
つまりそれだけを狙った利鞘取り(ショート)はめちゃくちゃにハイリスクです。
板も動かしながら狙うなら物凄くリターンがあると思いますけどね。
まとめ
・現物連動がないまま価格が上がり続けてしまうと、どこかで一気に崩壊してしまう可能性がある。
・SFDの掲げていた目標である、価格乖離縮小は現時点では機能しているとは言い難い。(そんな目標が初めからあったとも思えない)
・20%を大きく超えると、現引・現渡の影響でBitFlyer社が何かしらの対策が講じてくる可能性がある。
・遅延はいつも通り
取引所を変えるという勇気
今回の記事で私が皆さんに伝えたいのは、アンチBitFlyerとかそういう話ではなく…
ビットコイン(BTC)相場が大きな問題を抱えているときは、その理由をしっかり考え起因となる取引所は警戒するべきという事です。
大きなリターンが取れるという事は、同時に大きなリスクが潜んでいるという事ですからね。
人それぞれ基準も違うので、ハイリスクを承知で参加するのを止めはしません。
私的には仮想通貨はただでさえハイリスクなので、リスクに関してのマイルールは必須であると考えます。
そしてそのリスクが一定の許容範囲を超えたら、問題を抱えた取引所の利用をやめるというのも一つの選択であるという事を知って欲しいです。
もちろん取引所ごとに抱えるリスクが違いますから、その辺も視野にいれながら取引所選びをして、投入資金を調整していくのが望ましいです。
そういった行動が結果的に自分の資産を守る事にもつながります。
文句を言いながら1つの取引所を使い続けるよりも、違う取引所を使った方がストレスフリーだし、自分も納得できます。
最後に…
あまり批判的な事は書きたくありませんが、私としては…
今回のSFDは発表から実装まで不必要に時間を費やしたり、実装されてみたら乖離を是正するプログラムとは到底思えなかったり、何かと疑問が多かったです。
そのため私は大きな乖離が出たり、激しい遅延があるときはBitFlyerFXの利用をやめていました。
値動きで負けるのは私のトレーダーとしての腕前がただ未熟なだけなので納得できるのですが、遅延で負けるのは納得いかないんですよね。
ザコトレーダー乙と言われちゃうかもしれないですけども、環境選びも大事ですからね。
そんなリスクを抱えるのは私のトレードルール的にないって感じです(*’▽’)
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ぞれぞれ使い分ける事になるので、全部作っておいて損はないと思います(*'▽')


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