目次
怨嗟
おはようございます。
先日はザイフトークン(Zaifトークン)で大変なお祭りがありましたね。
兼ねてより何度か危険性を注意喚起してまいりましたが、大暴騰から大暴落が起きてしまいました。
相場なので別にザイフトークンに限った事ではなく日常的に上下はある訳ですが、今回の上下は色んな闇を含んでいます。
相場では当たり前の事なのですが、一定数の損をした方が声高にしている話題だけに、恐らくまた誰も触れないデリケートな話題になってしまう方向でしょう。
そこで、私はあえて記事にしたいと思います。
そう…コインチェックのビットコインキャッシュ(BCH)マイナス付与事件のようにね。
(実際はZaifでもビットコインキャッシュ(BCH)のマイナス付与があったものの、ユーザー数などの影響でコインチェックだけが話題になった)
注意点として…
別に損した人に追い打ちをかけるとかポジションを否定するとかそういう話ではありません。
又、ザイフトークンの存在を否定するつもりもありません。
ザイフトークン
まず大前提としてコインではなくトークンです。
具体的な違いというと技術的な話になり長くなるのと、私もよくわからない部分も出てきてしまうので、簡単に説明します。
コインと違って、『発行者が供給量を操作できるもの』です。
つまり平たく言えば価格操作し放題という事になりますね。
もちろん実際に価格操作を発行元が行うかどうかは別問題です。
分かりやすく言えば、企業の信頼によって価格が上下する可能性がある株のようなものではあるが、株と違い購入者の権利や法律による規制などが一切ないものという事になります。
つまり超デンジャラスな投機案件ですが…
もし発行元であるテックビューロ社が成功すれば上がるかもしれないし、今ならコムサ(COMSA)という大きなプロジェクトがあるので、それが成功したりザイフトークンに新たな用途として実需のある用途が加われば、急激な高騰もありえる。
そんなトークンです。
価格推移(~0.1円まで)
さて、それでは過去の推移を見ていきましょう。
2016/7/29の公開時の価格が1円。
同日に5.2円をつけているので、事実上の始値が5.2円と考えていいでしょう。
そこから急落し、2016/8/4には再度1円をつけ、反発し2円~2.5円を推移します。
しかし結局2016/9/17に大暴落し、0.6円をつけた後はじわじわと下げ続け、2017/5/27にはついに0.1円をつけます。
つまり、始値から0.019%の価格、約98%の下落を起こしたトークンとという事になります。
比較は出来ませんが100円で買ったものならそれが2円になるという事になります。
少しでも投資(投機)を行った事がある方ならこれがいかに恐ろしい事か分かると思います。
でも実は特筆すべき点は98%の下落ではなくたった5日で80%下落した点なんです。
これは本当に恐ろしい下落です。
なぜ去年暴落したの?
ズバリ用途がないからです。
発行元が色々自由に出来て、それでいて用途もない。
発行元を応援したい。そんな方もいるかもしれません。
しかし多くの投資家(投機家)はお金にならない案件には当然興味がありません。
当たり前です。
途中、多少の用途を出したりして、少し復活するも、実需のない用途だったためそのまま底なし沼へ…
価格推移(0.1円~2.5円)
コムサ(COMSA)への異常な期待感や、日々増え続ける登録者により、まずはネム(XEM)が異常な上昇を見せます。
そしてその陰で流動性がほぼ0に等しかったザイフトークンが動き始めます。
恐らくこの段階では、流動性の僅かな上昇を察知した方や、一部のザイフファンだけが購入していたと思います。
事実その際のTwitterでザイフトークンに関する話題は皆無でした。
その後ジワジワと上げていき、0.4~0.6円をつけたあたりから一気に騒がれ始めます。
ここ最近の上昇はコムサ(COMSA)成功に向けた期待からの上昇で間違いないと思います。
それがいつしかコムサ(COMSA)とザイフトークンの提携や、テックビューロ上場みたいなどんどな根拠もない不確定要素ばかりなイメージに変わっていき、怪しいLINEグループなどでも連日買い煽りが行われるようになりました。
そして先日朝方に一気に大暴騰を起こし、なんと2.5円まで上昇します。
8/17の0.1円→2.5円ですから、驚愕の10日間で25倍の上昇です。
かねてより危険を訴えていましたが、私自身はこの時点でもう裸足で逃げ出すレベルの危険を感じ、完全撤退を決意し平均2.0~2.3円付近に指値をいれまくり95%を売り捌きます。
(指値機能で事前に細かく指値してあったので、全体量の95%ではなくその時点で残っていた95%です)
5%残した理由は、昨日のブログで書いた通り、ブログのネタにしたかったからですね。
この時点でいれた資金に対して15倍程度のリターンが得られていた(笑)ので、残りの5%は正直失ってもいい覚悟です。
自分がお金いれてないとわざわざ監視はしないので、そのための残しです(;´・ω・)
価格推移(2.5~0.35円)
そしてついに恐れていた事が起きます。
一時2.5円付近まで上げた価格は利確ラッシュにより、2円前後まで落ち込み、その後もジワジワと下げていました。
そしてついに爆弾が投下されます。
サポートに余りにも質問が多いので言葉を慎重に選んで言いますが、ZAIFトークンとCOMSAプロジェクトは、今のところまだ連携などの予定はありません。是非一度落ち着いてください。なお、これ以上の質問にはサポートもお答えしませんのでご了承を。変更がある場合はまた別途お知らせします。
— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2017年8月27日
(;´・ω・)!?!??!
突如公式からこのようなアナウンスが出て、直後に暴落が始まります。
(実際には21:03のアナウンスがされる前に大きな下落がはじまっていました。)
そして503エラーでアクセス出来なくなるZAIF…
実際には分散サーバーであるため一部の人間だけがアクセスできるという状況だったようです。
高値で買ってしまって売りのタイミングを逃してしまって、アクセスも出来ない人は恐怖の時間が始まります。
なぜ昨日暴落したの?
根拠のない、コムサ(COMSA)とザイフトークンの提携や、テックビューロ上場などの噂が流れ始め、それを信じるものが買い漁り価格が高騰したものの…
公式から正式にそれを否定する内容の通達が出てしまったためです。
暴落後
そしてその後ザイフはこんな事を始めます。
ZAIFトークンで混乱が起こっていますので、今から1時間わたしが直接こちらの臨時チャットで直接対応します。https://t.co/8XZQ8WQWh2
— Takao Asayama 🔗 朝山貴生 (@TakaoAsayama) 2017年8月27日
(;´・ω・)???
もはや訳が分かりません。
そしてついには、そしてテレグラムという閉鎖的なグループ内で、代表取締役がこんな事を言いだします。
Twitter上で公開して頂いている方の意図に反する可能性があるため画像だけ切り抜きさせて頂きました。
そしてその瞬間暴騰するザイフトークン。
0.35円→1.5円まで4.2倍の上昇を見せます…(呆れ)
現在は、この発言の期待感からかなんとか1円前後を推移してます。
問題点
今回の1件における私が感じた問題点は2点です。
①ザイフトークンとコムサ(COMSA)の提携に関する内容を突然Twitterのみで発表。
②起こるべくして起きた暴落後に、テックビューロ代表取締役がTwitterを使い、テレグラムへ誘導しそこに参加している者にだけ情報提供を行った。
社長の対応に称賛の声もあるようですが、私は全くもってしてそうは思いません。
どちらかと言えば悪手なのではないでしょうか??
テレグラム内で意見を聞くに留まるならば、とても真摯な対応と言えるかもしれません。
しかし現実は、そこで限定的な情報を発信してしまい、それが価格にとても大きな影響を与えてしまっています。
これはどう考えても常軌を逸しています。
なぜならテレグラム見ていない方や、アカウントがない方も多数いるでしょう…。
テレグラムは公式情報の先取りツールなのでしょうか…。
そもそもこういった対応は公式HP+公式Twitterを通じて公平に行うべき発表なのではないでしょうか?
それでこそ市場の公平性が保たれるのではないでしょうか。
損得の話ではなく、市場の公平性の話です。
私はその点をひどく残念に感じました。
総括
こういった対応をすれば、価格操作が目的と言われて叩かれても当然かなと思います。
公式Twitterで発表した内容は間違っていませんし、問題ないと思います。
ただその発表方法と文章力、そしてそれによって発生する事が分かり切っていた阿鼻叫喚に対しての対応方法が…ちょっと…
もっと早く的確な対応をしていれば、今回のような対応も必要なかったし、不必要な高騰もなかったですよね。
ノータッチならそのままノータッチ貫いていけばよかったのではないでしょうか。
結果的に暴落を差し止めるような発言だったため、救われた方が一定数いたようですが、だからと言って今回の対応が神!というのは少し浅はかだと思います。
なぜなら逆もあり得るし、暴落が起きるたびに救いの手を差し伸べるなんて事実上不可能でしょう…。
さらに言えばマスター権限をもつものが常に善意で動く保証なんてどこにもない訳ですからね…
勿論、一連のザイフの対応は法的には何の問題もありません。
でも不信感はぬぐえません。
ザイフは、ネム(XEM)やモナ(MONA)の取引で使ってるし、今回のザイフトークンも使わせて頂きましたので、こういった点は改善して頂きたいですね…。
少なくとも私は、なんでもありの仮想通貨だからこそ、『本当の意味での真摯な姿勢』で顧客に対応してほしいと感じました。
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コメント
こんばんは。
ときどき拝見させていただいております。
市場の公平性のお話はまったく同感です。
トークンに価値はないのだから、文句言うなという趣旨の人いますね。
なら取引所に上場すべきでないですね。そもそも価値なしですから。
上場して値がついたら、無料ではありません。
利用価値はないからとはいえ、価格がつけばその分の価値は一応ありますね。
経済的価値を投入して購入してるわけですから。
今回の発表の仕方について、zaifに抗議してしまいました。
相場操縦とも言えるやり方は、法的に問題ないでしょうか。
少なくとも個別の質問だったことを、なぜか全体に告知した、
しかも事前告知なくツイッターで、というところ問題なのかなと思いますが。
一部の利用者しかわからないやり方は明らかにおかしいのですが
法的には何ら問題ないのでしょうかね。
閲覧ありがとうございます。
まず先に結論をお伝えすると、現段階の仮想通貨ではあらゆる法整備が0の状態ですから、法的には何の問題もないと思います。
あくまでもモラルを前提とした信用性の話かなと思います。
価値に関しては常に0になる危険性をはらんでいるので皆が相応の覚悟をして参戦するべきですので、価格の上下に関しては私はとくに何も感じません。
事前の告知などは必要ないと思いますが、公平性や透明性は取引所としては最も注視しなければならない点だとは思います。
残念な事に現段階のザイフにはその認識が欠けているかもですね…
今後の改善に期待しましょう(*´ω`*)
初心者です!!
大変ためになるわかりやすい記事ですね。今後ともよろしくお願いしますm(__)m
閲覧&コメントありがとうございます。
そう言って頂けると嬉しいです(*’▽’)
こちらこそ今後ともよろしくお願い致します~(*^▽^*)